Like breathing

息をするように

フランケンシュタイン観劇

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今日の昼公演を見てきました。
ヒガシさん博士、坂本さんクリーチャーの回です。


とにかく、すごかった。とにかく。
ああ、ここにプロフェッショナルがある!と思いました。
主演の二人をはじめ、出演されている役者さん一人一人の演技力が素晴らしく、脚本から演出、音楽、裏方仕事まで全てがプロフェッショナル…!

かくも美しく哀しい世界。
愛を知らない男が作った、愛を知る怪物。
矛盾と逆転の世界の中に飲み込まれていくのは、不快と快感が綯い交ぜになった不思議な感覚でした。
設定としてはかなり非日常ですが、生きるとは、愛されるとは、という普遍的なテーマに考えさせられる部分もあり。
愛おしさ、哀れみ、恐怖、憎悪…様々な感情を代わる代わるに抱く、そんな2時間半は大変充実していました。

坂本さん、ヒガシさんのお芝居は本当にすごいです。物語の世界にぐいぐいと引き込む求心力。
そして、二人の対峙のシーンは様々な思いで胸が熱くなりました。
ラストシーンはもう、鳥肌が止まらなかったです。終演後、膝がガクガクしていました(笑)。

my初日にしてmy千秋楽。逆パターンのお芝居も心から見たいのですが、いかんせん都合が合わずに行けないので。これが私にとっての全ての「フランケンシュタイン」になりました。
残念ですが、なんとか割り切って東京へ向かいたくなる気持ちを抑えられるように頑張ります(笑)。

本当にいいものが見られた!
舞台観劇の"愉しさ"を、改めて感じました。面白かった!



感想…は、書けたら書きます。
これから忙しくなるので、書けるか分からないというのもあるのですが、充足感が先に立ってしまっている部分もあって(笑)。
言葉に残しておきたい気持ちもあるので、書けたらいいなぁ…。文章力との戦いだ。


こんなに素晴らしいお芝居が見られて、大変幸せな一日でした。しばらく余韻は抜けなさそうです。